はじめに
テロップが動画に与える役割
動画における「テロップ(字幕や文字情報)」は、ただ装飾するだけではありません。
- 話している内容を補足する
- 強調したい情報を視覚的に伝える
- 視聴者の理解を助け、記憶に残りやすくする
特にYouTubeや解説動画では、テロップがあることで内容が格段にわかりやすくなり、最後まで見てもらえる確率も高まります。
初心者でも簡単に扱える「テロップ編集」の魅力
Premiere Proには、初心者でも直感的に文字入力やデザイン編集ができる仕組みが用意されています。
v25.0からは「エッセンシャルグラフィックス」パネルが廃止され、「プロパティ」パネル と 「グラフィックテンプレート」パネル に分かれました。
- プロパティパネル:プログラムモニター上に直接文字を入力し、フォント・色・サイズ・位置をワンクリックで調整できる
- グラフィックテンプレートパネル:プリセットやMOGRT(モーショングラフィックテンプレート)を利用して、アニメーション付きのプロ風デザインに仕上げられる
初心者にとって難しそうに見える「テロップ作成」ですが、この2つのパネルを使えば驚くほどシンプルに操作できます。
テロップ編集とは?
Premiere Proに標準搭載されているテロップ・グラフィック作成機能
Premiere Proには、動画にテロップやタイトルを追加できる編集機能が標準搭載されています。
v25.0からは従来の「エッセンシャルグラフィックス」パネルが廃止され、次の2つのパネルに役割が分かれました。
- プロパティパネル:文字の入力・フォント・サイズ・色・位置の調整などを直感的に操作
- グラフィックテンプレートパネル:モーショングラフィックテンプレート(MOGRT)の管理・適用
これにより、基本操作とテンプレート活用がよりシンプルに整理されました。
旧来の「タイトル機能」との違い
以前のPremiere Proには「タイトル機能」という別ウィンドウがあり、そこで文字を作成してからタイムラインに配置する仕組みでした。
しかし操作が複雑で、映像を見ながら直感的に編集できない点が初心者には不便でした。
現在は、プログラムモニター上で直接文字を入力・編集できるため、リアルタイムで映像を確認しながら簡単に調整できます。
テロップ編集のメリット(v25.0以降)
プロパティパネルのメリット
- プログラムモニター上に直接文字を入力できる
- フォント・色・サイズ・位置をワンクリックで調整できる
- アウトラインやシャドウを加えて背景に埋もれない文字を作れる
グラフィックテンプレートパネルのメリット
- プリセットやMOGRTを利用して、デザイン性の高いテロップを短時間で作成可能
- アニメーション付きのタイトルや字幕を簡単に追加できる
- 文字や色を差し替えるだけでプロ仕様の仕上がりに
テロップを作成する基本操作
Premiere Proでテロップを入れる際は、まず「新規グラフィック」を作成して文字を入力します。操作方法はいくつかありますが、どれも簡単です。
新規グラフィックの作成方法
ツールバーの「文字ツール (T)」を使う
- ツールバーから 文字ツール(T) を選択
- プログラムモニター(映像プレビュー画面)上でクリック
- 入力ボックスが表示されるので、そのまま文字を入力

メニューから「新規 → テキストレイヤー」を作る
- 上部メニューの [グラフィック] → [新規レイヤー] → [テキスト] を選択
- タイムラインに新しいテキストレイヤーが追加される
- プログラムモニターで入力・編集が可能になる

テロップの編集(フォント・サイズ・色)
Premiere Pro v25.0からは「エッセンシャルグラフィックス」パネルがなくなり、代わりに 「プロパティ」パネル と 「グラフィックテンプレート」パネル に役割が分かれました。
これにより「シンプルな文字編集」と「テンプレート活用」がより明確に使い分けられるようになっています。
プロパティパネルでの編集(基本的な文字装飾)
テロップを直接作成・調整するときに使うパネルです。入力した文字を選択すると、自動的にプロパティパネルに編集項目が表示されます。
- フォントの変更
- 好きな書体を選択可能(読みやすさ重視ならゴシック・サンセリフ系がおすすめ)
- 太字や斜体にも切り替え可能

- サイズの調整
- 数値を入力、またはスライダーを動かして調整
- 画面上で文字を直接ドラッグして拡大縮小することも可能


- 位置揃え
- 中央揃え・左揃え・右揃えをワンクリックで切り替え
- プログラムモニター上で直接ドラッグして好きな位置に配置

- カラーやスタイルの設定
- テキストの色をカラーピッカーで変更
- アウトラインやドロップシャドウを追加して、背景に埋もれないようにできる

まとめ
Premiere Proにおけるテロップ編集は、動画をわかりやすく、視聴者に最後まで見てもらうために欠かせない要素です。
v25.0からは「プロパティ」パネルと「グラフィックテンプレート」パネルに整理され、基本編集とデザイン強化を明確に使い分けられるようになりました。
- プロパティパネルでは、文字入力・フォント・サイズ・色・位置などの基本調整を直感的に操作できる
- グラフィックテンプレートパネルでは、MOGRTを使ってアニメーション付きのタイトルやプロ仕様のデザインを短時間で追加できる
初心者はまず、
- 文字ツールでテロップを入力
- プロパティパネルで読みやすいデザインに整える
- 必要に応じてテンプレートで演出を加える
というステップで十分です。
最初は「シンプルで見やすいテロップ」を心がけ、慣れてきたらテンプレートやアニメーションを活用して表現の幅を広げていきましょう。
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